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▲北欧では「本を読む老女」、カナダでは「バケツを運ぶ女性」。 東欧では「女性の横顔」になり、ドイツでは「薪を担いだ男」、 中東では「ほえるライオン」に見えるという。何の話かというと、 日本では「ウサギの餅つき」 ▲月はいつも同じ面を向けて地球の周りを回っている。 世界中のあちこちで、同じ輝きの同じ模様を見上げながら、 人々が思い思いのストーリーを紡いできたのだなあ、 などと考えると妙に感慨深い ▲今年は、きょう9月15日が旧暦8月15日の「中秋の名月」。 月齢は13・7というから、まんまるのちょっと手前の月が夜空に浮かぶはずだが、 天気予報の通りなら、残念ながら「雨降りお月さん」の可能性が高そう ▲ねえねえお父ちゃん、お月さま取っておくれよ。 〈名月をとってくれろと泣く子かな〉は広く知られる小林一茶の名句だが、 英語で〈クライ・フォー・ザ・ムーン〉と言えば「無い物ねだり」のこと。 まるで示し合わせたかのような符合に驚く ▲月の模様に話を戻すと、中国や韓国では、 日本と同じようにあの模様がウサギに見えるらしい。 もっとも中国のウサギは餅つきではなく、せっせと薬草をひいているそうだ ▲よく似た感性を持つご近所同士。 "近くて近い隣人"になれる日も遠からず-と 雲の行方を気に掛けながら。(智) ちなみに中秋の名月と春の満月では、見え方が少し違うのだろうか? 月の裏側は見えないのだから、同じ面が見えているはずですよね。 インターネットから、中秋の名月と春の満月の映像を切り取ってみたが 上と下の映像の模様が入れ替わっている。 これは、北半球と南半球の違いかな?・・・・
by comeonin_57
| 2016-09-16 15:54
| 水や空
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