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つもった雪 上の雪 さむかろな。 つめたい月がさしていて。 下の雪 重かろな。 何百人ものせていて 中の雪 さみしかろな。 空も地面(じべた)もみえないで。 日の光 おてんと様のお使いが そろって空をたちました。 みちで出会ったみなみ風、 (何しに、どこへ。)とききました。 ひとりは答えていいました。 (この「明るさ」を地にまくの、 みんながお仕事できるよう。) ひとりはさもさもうれしそう。 (わたしはお花をさかせるの、 世界をたのしくするために。) ひとりはやさしく、おとなしく、 (わたしはきよいたましいの、 のぼるそり橋かけるのよ。) のこったひとりはさみしそう。 (わたしは「かげ」をつくるため、 やっぱり一しょにまいります。)。 わたしと小鳥と鈴と わたしが両手を広げても お空はちっとも飛べないが 飛べる小鳥はわたしのように 地べたを早くは走れない わたしが体をゆすっても きれいな音は出ないけれど あの鳴る鈴はわたしのように たくさんな歌は知らないよ 鈴と小鳥と それからわたし みんな違って みんないい
by comeonin_57
| 2009-02-19 21:02
| 生きる
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